コンサルの職務経歴書:刺さる実績の書き方(ロール別テンプレ)

第1章|なぜコンサル転職では職務経歴書が最重要なのか

コンサル転職において、最初に評価されるのは面接ではありません。
ほとんどの場合、合否は「職務経歴書の段階」で決まります。

どれだけ優秀な経験をしていても、
書類で伝わらなければ選考は通りません。

まずは、なぜコンサル転職で職務経歴書がここまで重視されるのかを整理していきます。

コンサル転職では「書類=思考力の証明」になる

一般企業の転職と異なり、コンサル業界では職務経歴書が以下のように見られています。

  • 論理的に整理できているか

  • 情報を構造的にまとめられるか

  • 成果を定量的に説明できるか

  • クライアント視点を持っているか

つまり職務経歴書そのものが、
「コンサルとしての素養があるか」を測る材料 になっています。

面接官は、経歴の華やかさよりも次の点を見ています。

  • 何を課題として捉えたか

  • どんな打ち手を考えたか

  • その結果どうなったか

  • 再現性があるか

ここが伝わらないと、どれだけ実績があっても評価されません。

書類で落ちる人に共通する特徴

書類選考で落ちてしまう人には、はっきりとした共通点があります。

  • 業務内容の説明だけで終わっている

  • 数字や成果が曖昧

  • 何を考えて動いたのかが分からない

  • プロジェクトの背景が書かれていない

  • 職務内容が「作業日報」になっている

特に多いのが、「やったこと」は書いてあるが
「なぜやったか」「どう貢献したか」が書かれていない パターンです。

コンサル転職では、これは致命的です。

採用側が職務経歴書で見ている3つの視点

コンサルファームの採用担当や面接官は、
職務経歴書を次の視点でチェックしています。

① 課題設定力

  • 何が問題だと考えたのか

  • その問題は妥当か

② 思考プロセス

  • どのように考え、整理したか

  • 仮説を立てて動いているか

③ 成果への貢献度

  • 自分はどこを担当したのか

  • 結果にどう影響したのか

この3点が読み取れない職務経歴書は、
どれだけ経歴が良くても評価されません。

「実績が弱い=不利」ではない

よくある誤解として、

「大きな成果がないと通らない」
「数字が出せないと無理」

と考えてしまう人がいます。

しかし実際には、

  • 小さな改善でも

  • 自分なりに考え

  • 工夫して動いた経験

がきちんと書かれていれば、十分評価されます。

重要なのは 成果の大きさではなく、考え方の質 です。

コンサル転職向け職務経歴書の本質

ここまでをまとめると、コンサル転職で求められる職務経歴書は次のようなものです。

観点 重視されるポイント
内容 何を考え、どう動いたか
構成 論理的で読みやすいか
表現 抽象と具体のバランス
視点 クライアント・経営視点
再現性 他案件でも活かせそうか

単なる職務の羅列ではなく、
「思考の履歴書」 を書く意識が重要です。

第2章|通過する職務経歴書に共通する構成と書き方の基本

ここからは、実際に「通過する職務経歴書」がどのような構成になっているのかを解説します。

コンサル向けの職務経歴書には、ある程度決まった“型”があります。
この型を理解するだけで、書類の完成度は大きく上がります。

コンサル向け職務経歴書の基本構成

多くのファームで評価されやすい構成は以下の通りです。

  1. 職務要約

  2. 職務経歴(プロジェクト単位)

  3. 実績・成果

  4. 活かせるスキル・強み

この中でも特に重要なのが
「職務要約」と「プロジェクト記載の仕方」 です。

職務要約は「結論ファースト」が鉄則

職務要約は、最初に必ず読まれるパートです。
ここで興味を持ってもらえないと、その先は読まれません。

良い職務要約のポイントは次の通りです。

  • 3〜5行程度で簡潔に

  • どんな領域で何をしてきたかが分かる

  • 強みが一目で伝わる

  • 数字が入っている

例(イメージ)

  • 〇〇業界にて△年間、業務改善・売上向上施策に従事

  • 複数プロジェクトで要件定義〜実行までを担当

  • 売上改善率◯%、業務効率△%改善を実現

この時点で「読んでみよう」と思わせられるかが重要です。

職務経歴は「プロジェクト単位」で書く

コンサル転職向けの職務経歴書では、
部署単位ではなく プロジェクト単位 で書くのが基本です。

おすすめの構成は以下です。

【プロジェクト概要】
・期間:〇年〇月〜〇年〇月
・業界/企業規模
・プロジェクト目的

【担当業務】
・課題整理
・施策立案
・実行支援

【成果・実績】
・売上〇%改善
・コスト〇%削減
・業務時間△%削減

【工夫した点・強み】
・どのように考えたか
・どんな点を工夫したか

この構成にすることで、
「何をした人なのか」が一目で伝わります。

成果は「数字+プロセス」で書く

評価されやすいのは、次のような書き方です。

× 悪い例
・営業活動を行った
・業務改善に取り組んだ

○ 良い例
・新規顧客開拓施策を企画し、受注率を15%改善
・業務フローを見直し、月20時間の工数削減を実現

数字が出せない場合でも、

  • Before / After

  • 改善率

  • 相対的な変化

を使えば十分に伝えられます。

職務経歴書でよくあるNG表現

以下は評価を下げやすい表現です。

  • 「〇〇に携わった」だけで終わる

  • 主語が常に「チーム」になっている

  • 成果が抽象的

  • 業務内容が長すぎる

  • 強みが分からない

「自分が何をしたのか」を明確に書くことが何より重要です。

職務経歴書は“面接の設計図”

職務経歴書は、単なる書類ではありません。
面接で聞かれる質問のほとんどは、ここから生まれます。

つまり、

  • 書類 = 面接の台本

  • 書類の完成度 = 面接のしやすさ

と言っても過言ではありません。

第3章|【ロール別】刺さる実績の書き方テンプレート

コンサル転職では、同じ「職務経歴書」でも、
応募するロールによって評価されるポイントが変わります。

ここでは代表的なロール別に、
「何を書けば刺さるのか」「どう書くと評価されるのか」を整理します。

戦略コンサル向け|思考力と構造化が最重要

戦略コンサルでは、実務経験よりも 思考力・仮説構築力 が重視されます。

評価されるポイント

  • 課題をどう定義したか

  • 仮説をどう立てたか

  • 論理的に整理できているか

  • 数字で説明できているか

書き方の例

  • 市場分析を行い、成長余地のある領域を特定

  • 複数案を比較し、投資対効果の高い施策を提案

  • 意思決定に必要な情報を整理し、経営層に提言

NG例

  • 「資料作成を担当」

  • 「上司の指示で分析を実施」

→ 思考が見えない書き方は評価されません。

総合コンサル向け|実行力と再現性がカギ

総合コンサルでは、戦略だけでなく「実行できる人材か」が見られます。

評価されるポイント

  • プロジェクト推進力

  • 関係者調整の経験

  • 課題解決の再現性

書き方の例

  • 業務フローを整理し、課題を可視化

  • 関係部署と調整しながら改善施策を推進

  • 結果として業務工数を〇%削減

コツ

「考えた」だけでなく
「動かした」「変えた」経験を書くこと。

ITコンサル向け|要件定義と橋渡し力が重要

ITコンサルでは、技術力よりも
「業務とITをつなぐ力」が評価されます。

評価されるポイント

  • 業務要件の整理力

  • ユーザーとの調整経験

  • システム導入の流れを理解しているか

書き方の例

  • 業務ヒアリングを実施し要件を整理

  • システム要件に落とし込み開発部門と連携

  • 導入後の運用改善まで担当

技術寄りになりすぎず、
「課題解決視点」で書くことが重要です。

業務コンサル向け|現場理解と改善力が評価される

業務コンサルでは、机上の空論ではなく「現場目線」が重視されます。

評価されるポイント

  • 業務プロセス理解

  • 課題発見力

  • 実行可能な改善提案

書き方の例

  • 現行業務を可視化し非効率を特定

  • 業務フローを再設計

  • 月間工数を〇時間削減

「現場でどう動いたか」が伝わると評価が上がります。

第4章|書類で落ちないための実践テクニックと注意点

ここでは、実際に書類選考で差がつくポイントを整理します。

実績は「業務内容」ではなく「成果」で書く

評価されない書き方の典型例がこちらです。

×
・営業資料の作成
・会議に参加
・分析業務を担当

評価される書き方はこうです。


・営業資料を改善し、受注率を15%向上
・関係部署と調整し、業務工数を20%削減

「何をやったか」ではなく「どう変えたか」 が重要です。

成果が弱い場合の書き方

「数字で語れる成果がない」という人も多いですが、問題ありません。

以下のように書き換えることができます。

  • Before / After で変化を示す

  • 定性的な改善を定量化する

  • 自分の工夫を明確にする


・属人化していた業務を標準化
・マニュアル整備により引き継ぎ時間を半減

成果の大小より、考え方の筋 が重要です。

読みやすい職務経歴書のポイント

  • 1文は短く

  • 箇条書きを多用

  • 専門用語は最小限

  • 数字を入れる

  • 空白を適度に作る

読みやすさ=思考の整理度です。

第5章|職務経歴書で差をつけたい人がやるべきこと

最後に、職務経歴書で確実に差をつけるための考え方をまとめます。

書類選考は「準備量」で決まる

コンサル転職において、
職務経歴書は「才能」ではなく「準備量」で差が出ます。

  • 書き方を理解しているか

  • 評価されるポイントを知っているか

  • 客観的な視点が入っているか

ここが合否を分けます。

独学での限界

多くの人がここでつまずきます。

  • 何が良くないか分からない

  • 修正しても不安が消えない

  • 面接官目線が分からない

これは能力不足ではなく、
フィードバック不足 が原因です。

書類通過率を上げる最短ルート

最短で通過率を上げる方法はシンプルです。

  • プロ目線で添削してもらう

  • ロール別に書き分ける

  • 強みを言語化してもらう

これだけで、書類の通過率は大きく変わります。

まとめ|職務経歴書は「戦略的に書く」時代

コンサル転職では、
職務経歴書は単なる経歴の羅列ではありません。

  • 自分をどう売るか

  • どんな価値を提供できるか

  • どのロールに向いているか

これを伝えるための「戦略資料」です。

▼ コンサル転職向け 職務経歴書の無料添削はこちら
👉【職務経歴書 無料添削を受ける】

「この書き方で通るのか不安」
「ロール別にどう直せばいいか分からない」

そんな方は、一度プロの視点でチェックしてみてください。
書類の完成度が、次の選考を大きく左右します。

キャリア転職相談・お問い合わせ

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

関連記事