ポストコンサルのキャリア例:事業会社/PE/スタートアップ別のリアル

2026.02.03

第1章|なぜ今「ポストコンサル」が注目されているのか

― コンサル卒業後のキャリアが多様化している理由 ―

近年、「ポストコンサル」という言葉を目にする機会が増えています。
かつては「コンサルに入ること」自体がゴールのように語られていましたが、今は違います。

多くの人が次のような悩みを抱えています。

  • このままコンサルを続けていいのか不安 
  • ずっと激務が続くのは正直つらい 
  • 次のキャリアの選択肢が見えない 
  • 周りが転職し始めて焦っている 

こうした悩みを背景に、「ポストコンサルのキャリア例」を探す人が年々増えています。

コンサルは“ゴール”ではなく“通過点”になった

以前は、コンサルに入社できればそれだけで高い評価を得られる時代でした。
しかし現在は状況が大きく変わっています。

理由は大きく3つあります。

① コンサル業界そのものが拡大した

  • 未経験採用の増加 
  • 若手層の大量採用 
  • ファーム数の増加 

これにより、「コンサル出身」という肩書きの希少性は相対的に下がりました。

② 事業会社側の目線が変わった

以前は「コンサル出身=優秀」という見方が主流でしたが、
現在は次のように見られるケースも増えています。

  • 実行力はあるのか 
  • 現場で手を動かせるのか 
  • 事業を最後までやり切れるのか 

つまり、次のキャリアで何をするのかがより重要になっているのです。

③ キャリアの選択肢が広がった

今は、コンサルを経由して以下のような道に進む人が増えています。

  • 事業会社の経営企画・事業責任者 
  • PEファンド・投資領域 
  • スタートアップの幹部 
  • 起業・独立 

「コンサル→〇〇」という選択肢が一気に増えたことで、
逆に“何を選べばいいのか分からない”状態になっている人も多いのです。

ポストコンサルで失敗する人の共通点

ここで重要なのは、
ポストコンサルのキャリアは、選び方を間違えると後悔しやすいという点です。

よくある失敗例を見てみましょう。

よくある失敗パターン

  • 年収だけで転職先を決めてしまう 
  • 周囲が行くからという理由で動く 
  • 「なんとなく事業会社」を選ぶ 
  • 自分の強みを言語化できていない 
  • 転職後の働き方を想像できていない 

このような状態で転職すると、

  • 思ったより裁量がない 
  • 成果が出せず評価されない 
  • コンサルに戻りたくなる 

といった事態に陥りやすくなります。

だからこそ重要なのは「キャリアの軸」

ポストコンサルで後悔しない人に共通しているのは、
転職前に自分なりの軸を持っていることです。

たとえば以下のような軸です。

  • 事業づくりに深く関わりたい 
  • 年収よりも裁量を重視したい 
  • 将来は経営側に回りたい 
  • 30代のうちに一度は事業会社を経験したい 

この軸があるかどうかで、
「正解のキャリア」は大きく変わります。

このあと解説する内容について

次章では、ポストコンサルの中でも最も選ばれている

「事業会社に進むケース」

について、以下の観点から詳しく解説します。

  • どんな職種に行く人が多いのか 
  • コンサル経験はどう評価されるのか 
  • 年収・働き方はどう変わるのか 
  • 向いている人/向いていない人の違い 

第2章|事業会社に進むケース|最も王道で失敗しにくい選択肢

― ポストコンサルで選ばれ続ける理由とは ―

ポストコンサルの進路として、最も多いのが事業会社への転職です。

実際、コンサル出身者の多くが以下のような道を選びます。

  • 事業会社の経営企画 
  • 事業開発・新規事業 
  • 経営戦略室 
  • プロダクトマネージャー 

ではなぜ、これほどまでに事業会社が選ばれるのでしょうか。

事業会社が人気な理由①|スキルの再現性が高い

コンサルで身につけたスキルは、事業会社と非常に相性が良いです。

たとえば以下のようなスキルです。

  • 課題整理・構造化 
  • 数値分析・資料作成 
  • 仮説思考 
  • 関係者調整 
  • プロジェクト推進 

これらはそのまま、

  • 経営企画 
  • 事業企画 
  • 新規事業 
  • 組織改革 

といった業務で活かすことができます。

事業会社で多いポジション例

ポジション 主な役割
経営企画 経営戦略立案、KPI管理
事業企画 事業成長の設計・推進
新規事業 立ち上げ・検証
PM プロジェクト推進
経営直下 社長・役員の右腕

特に最近は、
**「コンサル経験者歓迎」**を明示する企業も増えています。

年収・働き方はどう変わる?

事業会社に転職した場合、よくある変化は以下の通りです。

年収面

  • 即大幅アップは少なめ 
  • ただし中長期で伸びやすい 
  • ストックオプションが付く場合も 

働き方

  • 労働時間は安定しやすい 
  • 出張・深夜作業は減少 
  • 自分でスケジュールを組みやすい 

仕事のスタイル

  • 提案より「実行」が中心 
  • 成果が数字で見える 
  • 意思決定に関われる 

事業会社に向いている人の特徴

以下に当てはまる人は、事業会社との相性が良い傾向があります。

  • 机上の議論より実行が好き 
  • 一つの事業に腰を据えて関わりたい 
  • 結果に責任を持ちたい 
  • 組織づくりにも興味がある 

逆に、

  • 常に複数案件を回したい 
  • 外部視点で課題を切りたい 
  • スピード感のある環境が好き 

という人は、物足りなさを感じる可能性もあります。

事業会社転職でよくある後悔

一方で、次のような後悔も少なくありません。

  • 思ったより裁量がなかった 
  • 意思決定が遅くストレスが溜まる 
  • 評価制度が曖昧 
  • コンサル時代ほど成長実感がない 

このギャップを防ぐためには、
**「会社選び」よりも「役割設計」**が重要になります。

第3章|PEファンド・投資領域に進むケース

― ハードだがリターンの大きいキャリア ―

ポストコンサルの中でも、
「選ばれた人が進む道」と言われるのが PEファンド(投資ファンド) です。

事業会社よりも難易度が高く、
一方で年収・裁量・影響力の面では非常に魅力的なキャリアでもあります。

PEファンドとはどんな世界か

PEファンドとは、未上場企業を中心に投資を行い、

  • 企業価値を高め 
  • 経営に深く関与し 
  • 数年後に売却(EXIT)する 

ことで利益を出す組織です。

コンサルとの大きな違いは、

項目 コンサル PEファンド
立場 外部支援 当事者
責任 提案まで 結果まで
目的 課題解決 企業価値最大化
評価 プロセス重視 成果重視

つまり、「考える人」から「結果を出す人」へと立場が変わります。

なぜコンサル出身者がPEに多いのか

PEファンドがコンサル出身者を好む理由は明確です。

評価されやすいポイント

  • 財務・戦略の基礎理解がある 
  • 経営課題を構造的に整理できる 
  • 経営層とのコミュニケーションに慣れている 
  • ハードワーク耐性がある 

特に戦略コンサルやFAS出身者は、
PEファンドへの親和性が高いとされています。

実際の仕事内容はかなりハード

華やかに見えるPEファンドですが、現実は厳しいです。

主な業務内容

  • 投資検討(DD、バリュエーション) 
  • 投資先企業の経営支援 
  • KPI設計・進捗管理 
  • 経営陣との折衝 
  • EXIT戦略の立案 

勤務時間も長く、
「コンサルより楽になる」という考えで行くとギャップに苦しみます。

PEファンドに向いている人の特徴

向いている人には明確な共通点があります。

  • 数字に強い 
  • 経営目線で物事を考えたい 
  • 厳しい環境でも成長したい 
  • 将来的に経営側に回りたい 
  • 成果主義を楽しめる 

逆に、以下に当てはまる人は要注意です。

  • ワークライフバランスを重視したい 
  • チームワーク重視の環境が好き 
  • 安定した評価制度が良い 

PEは「覚悟を持って選ぶキャリア」

PEファンドは、
「なんとなく年収が高そう」という理由で選ぶと失敗します。

一方で、

  • 将来、経営に携わりたい 
  • 事業の意思決定をしたい 
  • 若いうちに修羅場を経験したい 

という人にとっては、
これ以上ない成長環境でもあります。

第4章|スタートアップに進むケース

― 裁量とスピードを求める人の選択 ―

近年、ポストコンサルの選択肢として急増しているのが
スタートアップ・ベンチャー企業 です。

「安定よりも挑戦を選ぶ」
そんな価値観を持つ人が増えています。

なぜスタートアップに行く人が増えているのか

理由は大きく3つあります。

① 裁量が圧倒的に大きい

  • 20代後半で事業責任者 
  • 経営直下で意思決定 
  • 会社の成長に直接影響 

コンサルでは得られないスピード感があります。

② 成長実感が得やすい

  • 自分の判断が結果に直結 
  • 成果が数字で見える 
  • 成功も失敗も学びになる 

③ 将来の選択肢が広がる

  • 起業 
  • 役員就任 
  • 次の転職で評価されやすい 

特にスタートアップ経験は、
その後のキャリアで大きな武器になります。

スタートアップでの主なポジション

ポジション 内容
事業開発 新規事業の立ち上げ
BizDev アライアンス・戦略推進
PM プロダクト推進
経営企画 数値管理・戦略立案
COO直下 何でも屋

「役割が決まっていない」ことも多く、
柔軟性と主体性が求められます。

スタートアップのリアルな注意点

一方で、以下の点は覚悟が必要です。

  • 年収が下がるケースもある 
  • 組織が未成熟 
  • 業務範囲が非常に広い 
  • 失敗するリスクもある 

「自由=楽」ではありません。

スタートアップに向いている人

  • 正解がない環境を楽しめる 
  • 自分で考えて動ける 
  • 失敗を成長と捉えられる 
  • 将来起業を考えている 

逆に、
「決まった枠の中で成果を出したい人」には不向きです。

第5章|後悔しないための結論|ポストコンサルは“戦略”で決める

― キャリア選択で失敗しないために ―

ここまで、
事業会社・PE・スタートアップという
代表的なポストコンサルのキャリアを見てきました。

改めて重要なのは、
どれが正解かではなく、自分に合っているかです。

ポストコンサルで失敗しない人の共通点

成功している人には、共通点があります。

  • 自分の強みを理解している 
  • 5年後の姿をイメージしている 
  • 短期的な年収に惑わされない 
  • 第三者の意見を取り入れている 

特に重要なのが「一人で決めないこと」です。

キャリアは“選択”ではなく“設計”

キャリアは、
その場の感情で選ぶものではありません。

  • 今の経験は将来どう活きるか 
  • 次のステップにつながるか 
  • 遠回りになっていないか 

こうした視点で考えることで、
後悔のないキャリアにつながります。

迷ったときこそ、早めに相談を

ポストコンサルのキャリアは選択肢が多い分、
一人で考えるほど迷いやすくなります。

  • 今動くべきか 
  • どの選択肢が合っているか 
  • 市場価値はどれくらいか 

こうした悩みは、
第三者と整理することで一気にクリアになります。

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